今年も残すところ約10日となり、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきましたね。
寒暖差が激しくなり、夜は寒さが増してきた12月6日。とても悲しいニュースが入ってきました。
1975年生まれの私にとっての印象は「少しやんちゃな不良のおねぇさん」で「とてもキレイ」で憧れの方だった日本を代表する女優で歌手の中山美穂さん54歳で急逝。
中山美穂さんの死因は「入浴中に起きた不慮の事故」とされていることから「ヒートショック」ではないかとも言われています。
ヒートショックの言うキーワードを知ってはいたものの、何なのかを知っている人は少なかったように思います。
目次
毎年寒くなるといろいろなメディアで「ヒートショック」が取り上げられますが、そもそも何なのか?
1.寒さが増す12月、注意をしたい「ヒートショック」について。
ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所へ移動することで起こる急激な温度変化が原因の健康被害です。
例えば、暖かいリビングから冷え切った脱衣所、さらに熱いお風呂に入ることで血管が急激に収縮したり拡張したりし、血圧が乱れやすくなり心臓や血管に大きな負担がかかります。
その結果、血圧が急激に変動し、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性があるのです。
年齢とともに血管の柔軟性が低下することで、ヒートショックのリスクはさらに高まります。
日常的に冷えを感じている方、肩こりや疲れやすさが気になる方は、体温調節が追いつきにくくなっているかもしれません。
寒い季節だからこそ、体を温めることを意識しながら、しっかりと予防していきましょう。
予防については下記をご覧ください。
2.ヒートショック予防に「ヒートショックプロテイン」が重要!?。
ヒートショックプロテインは体内で傷んだ細胞を修復し、健康維持に欠かせない働きをしてくれるたんぱく質の一種です。
体を温めることで、このヒートショックプロテインが活性化し、免疫力向上や血流改善、さらに疲労回復のサポートまでしてくれるのです。
それだけではなく女性にとってうれしいのが「美容」にも優れた力を持っているということ。
例えば紫外線やストレスから細胞を守り損傷を受けた肌を修復してくれたり、酸化ストレスによる皮膚や血管の老化などにも効果的とも言われています。
ではどうすればヒートショックプロテインを増やせるのか?
答えは「適度に体を温めること」。
お風呂にしっかり浸かることで体温が上がり、ヒートショックプロテインが働き始めます。
しかし、温度設定には注意が必要です。
お湯の温度が高すぎると血圧が急激に下がりやすく、逆に危険です。
40℃前後のお湯にゆっくり浸かり、リビングと脱衣所の温度差を少なくする工夫を取り入れてみてください。
3.運動がヒートショック予防に大切な理由
「体を温めるのはお風呂だけじゃない!運動で芯から温まる体づくりを」
ヒートショックを予防するためには適度に体を温めることが大切ですが、お風呂に入るだけが方法ではありません。
日頃の運動習慣が、実はヒートショック予防に大きく役立つのです。
筋肉を動かすことで血流が促進され、体の内側から温まります。
特に40代以降の女性は筋肉量が減りやすく、基礎代謝が低下しがちですが、運動をすることで代謝が上がり、寒い季節でも体温をしっかり維持できる体に近づけます。
さらに運動を継続することで血管が柔軟になり、急な温度変化にも強い体を作ることができます。
例えば:
ジムでの筋力トレーニング:筋肉を鍛え、代謝をアップ。
体温が維持しやすくなります。
運動継続するのが難しい・・・って方こそパーソナルジムがおすすめです。
家での軽いストレッチやウォーキング:日常のちょっとした運動で血流を促進し、冷えを予防します。
当ジムでは、お家でできるトレーニングもお伝えしております。
お風呂で外から温まることももちろん大切ですが、日頃から体を動かして「自分で熱を生み出せる体」を作ることがヒートショック予防の大きなポイントです。