春の訪れとともに、気温や気圧の変化が激しくなる季節ですね。
この時期、体調の変化を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に40代以降の女性は更年期やホルモンバランスの変化も重なり、体調管理が難しくなることがあります。
今回は「気象病」について、その症状や対策をご紹介します。
目次

1.気象病って何?その症状と影響は?
季節の変わり目や雨の日曇りの日、台風シーズンなど、なんとなく体調が悪いなぁ・・・調整がよくないなぁ・・・って思うときありませんか?
気象病とは、気圧や気温、湿度の変化によって引き起こされる体調不良の総称です。
主な症状には、頭痛、めまい、関節痛、倦怠感、気分の落ち込みなどがあります。
特に女性は、内耳が敏感で気圧の変化を感じやすく自律神経のバランスが崩れやすいため、気象病の影響を受けやすいとされています。
自律神経は環境に合わせて体温を調整する役割を担っているため、気温差が大きければ大きいほど自律神経の負担も増える傾向にあります。
その結果、カラダもココロもストレスがたまり疲労がたまりやすかったり、落ち込んだりと色々な不調が現れやすくなります。

2.アナタは何個当てはまる!?気象病チェックリスト。
下記は気象病チェックリストになります。当てはまる項目が多ければ多いほど気象病になりやすいかも!?
- 天候が悪い時に体調が悪い。
- 雨が降る前や天気が悪化する前に、何となく天気の変化が予測できる。
- 頭痛持ち(緊張型頭痛、片頭痛など)である。
- 首こり、肩こりがある。首肩の持病や不調がある。
- めまいや耳鳴りが起こりやすい。
- 低気圧に弱い。起床時、日中も常にだるい。
- 低血圧気味である。血圧が低くなると体調不良が起きる。
- ストレスを感じやすい傾向がある。
- 古傷があり、時折痛みが出る。
- 原因不明の動悸や消化器の不調がある。
5個以上当てはまる場合は気象病の可能性が高いとされています。また、3~4個の場合は気象病の予備軍と考えられます。
*これはあくまで目安であり、正式な診断は医師によるものとなります。

3.運動 筋トレで自律神経を整えよう。
私たち年代である40代以降の女性にとって、筋トレは自律神経を整える効果的な方法です。
筋トレを行うことでストレスホルモンであるコルチゾールを減少させ、ストレスを緩和し幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が促進されます。
これによりリラックス効果が高まり、心身のバランスが整います。
また筋トレは深い呼吸を促し副交感神経を刺激することで、睡眠の質の向上にも寄与します。
さらに筋肉量の維持・増加は基礎代謝を高め、冷えやむくみの改善にもつながります。
このように、筋トレは40代以降の女性の健康と美容をサポートするのにとても大切です。

4.大切なのは運動だけじゃない。食事で体調をサポート。
バランスの良い食事は、自律神経の安定に欠かせません。
特にビタミンB群やマグネシウム、カルシウムなどの栄養素は神経の働きをサポートします。
また発酵食品や食物繊維を含む食品を摂ることで、腸内環境が整い、免疫力の向上にもつながります。日々の食事に意識的に取り入れてみましょう。

5.日常生活でのちょっとした工夫も気象病予防に
*耳のマッサージ:耳を軽く引っ張ったり、回したりすることで、内耳の血行が良くなり、気圧の変化に対する感受性を和らげます。
*規則正しい生活:睡眠不足や不規則な生活は自律神経の乱れを招きます。質の良い睡眠を確保し、生活リズムを整えましょう。
*ストレスの軽減:趣味やリラクゼーション法を取り入れ、ストレスを溜め込まないように心がけましょう。
*水分補給:こまめな水分補給は、血液の循環を助け、体調の維持に役立ちます。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですが、日々の生活習慣を見直すことで気象病の予防や症状の軽減が期待できます。

運動や食事の面から、気象病に負けない体づくりを一緒に目指しましょう。